インドアで油絵を堪能する
昨今は、動画サイトなどを通じて油絵の描き方や技法などがレクチャーされていることも多く、趣味として油絵を楽しんでいる方も少なくありません。
美術展などでも見かける油絵は、どれもが貴重で綺麗な作品が並んでいます。
重厚かつ存在感が漂う姿は、見る者を何度も圧倒していくことでしょう。油絵を自分で描いてみようという方も多くなっており、水彩画以上に道具を揃えていきながら楽しんでいます。制作時間が大幅に長くなっていくケースがあり、技法も多彩なので十分に趣味としてアピールすることができます。
油絵は水彩画で一切感じない魅力があります。ヨーロッパで活躍していた有名な画家は、大半が油絵を描いています。何層にも絵の具を塗っている状態で深い厚みを表現していき、水彩画で表すことができない力強さを感じることができます。色彩が幾重にも色を重ねていくことで豊富にバリエーションが生まれていき、諧調も実にデリケートとなっています。
また油絵を描いていくと、新たな発見を何度も経験することができます。決して飽きることもありませんので、色々な油絵を描いてみたくなります。
自分が描きたい油絵を、自由にスケッチしながら作り出していく感覚は、一度覚えると何枚でも描いていくことができます。乾きが遅いのも油絵の特徴ですが、絵の具を何度も拭き取っていったり、ナイフなどで削っていくことで塗り直しが可能となります。
試行錯誤を繰り返して描きやすくなるようになっていくことでしょう。全国各地で油絵に関するレクチャーを開催していることもありますので、気になったら足を運んでみるといいでしょう。
油絵で必要な道具や材料
油絵において必要な道具や材料を考えていきましょう。ホームセンターなどでも販売されていますので、予算を決めながら選択していくと理想的です。
まず何と言っても油絵において必要な絵の具と筆そしてスケッチする紙を用意していかなければなりません。絵の具は10色から12色のセットが販売されています。描いていきながら自分が絵において欲しい色を選択して追加していくようにしましょう。
そして画筆は油絵は粘り気が非常に強くなっています。そこで豚毛を利用して描いていけるようになっています。表現も太さなどで判別することができるため、じっくりと試していくといいでしょう。
油絵具をどのように使っていくかで、油絵が大きく変わっていきます。ペインティングオイルを利用して絵の具が乾かないようにしていきます。種類も豊富にありますので、こちらも自分の描きたい絵に合わせて決めていくようにしましょう。
そしてパレットは油絵具を横や縦などに並べていったり、色を混ぜていく道具です。木製が一般的ですが、時には紙で作られているペーパーパレットを活用することもできます。他にもペインティングナイフやパレットナイフといった表現をアピールするために活用する道具もありますので、慣れていったら活用していきましょう。
絵の楽しみ方は人それぞれ
ちなみに、油絵のような絵画は「描く」だけではなく、収集や鑑賞を趣味にすることもできます。
とりわけ、昨今は上記のような美術品の売買を専門に行う業者も多く、著名なアーティストの作品が高額で売買されることも少なくありません。絵を楽しむために美術館へ足を運ぶ人もいれば、好きな作家の絵画を集めることを趣味とする人も居るでしょう。どのような形であれ、絵画を楽しむということに変わりはありません。