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世界に誇る和楽器三味線

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三味線を趣味にする人が多くなっている

日本人なのだから一つくらい、和楽器を演奏できるようになりたいなと思う人も多いでしょう。
近頃は男性も風流な趣味を持っている人が増えています。
例えば日本の和楽器として世界に知られている三味線、この和楽器も非常に魅力ある楽器です。

三味線というと何となく敬遠しがちですし、高いのでは?と思いますが、練習に利用する三味線ならそれほど高くありません。
三本の弦が張られた棹を左手で支えて、右に持った撥を利用し音を奏でます。
はねる、たたくなどで音の抑揚を変えることもでき、三味線は打楽器に近い弦楽器ともいわれているのです。

三味線などの和楽器は姿勢を正す訓練にもなりますし、礼儀を覚えることもできます。
男性の趣味としても、お子さんの習い事にもおすすめです。

三味線には演奏分野がある

三味線は三味線を聞かせるという演奏の分野で利用する場合と、歌の伴奏として利用する場合があります。
歌の伴奏も色々で、歌の種類により演奏方法がかなり違うのです。

津軽三味線といえばダイナミックでテンポが速く、高い技術が必要な演奏となります。
伴奏としても利用されますが、津軽三味線だけを聞くという時でも非常に引き込まれる演奏です。

三味線のクラシックといわれることもある長唄三味線は、初心者の方が三味線の練習をする時によく利用されます。
基本的な三味線の技術を学ぶことができますし、初歩的な演奏から学ぶので学びやすいでしょう。

浄瑠璃は三味線の伴奏で歌い手が物語を聞かせるという劇場音楽という分野です。
人気の人形浄瑠璃では三味線と歌、そして人形の動きによって楽しむことができ、日本の伝統文化の中でも非常に古いものといわれています。

明治時代から人気のある大道芸的な存在となるのが浪曲、浪花節です。
歌い手が歌で奏でる物語を伴奏の三味線が盛り上げるというイメージがあります。
義理人情の庶民的な物語が多いということもあり、浪花節の語源になったことでも知られているのです。

三味線をどう学ぶ?

三味線教室で学ぶ、音楽教室で学ぶ、カルチャースクールで学ぶなど、三味線は近年とても身近な習い事となっています。
三味線教室は通常、お師匠さんの自宅が教室となっている事が多く、正しい演奏を学べるということがメリットです。
免状をとることもできるので、スキルアップとして活用される方もいますが、別の流派でのお稽古は難しくなります。

音楽教室は気軽に通えるというイメージです。
ギターやピアノなどと同じように和楽器のレッスンを行う音楽教室も多くなっています。
教室では家元制度菜緒があり免状を取得できますが、音楽教室の場合は免状の取得ができないことが注意点です。
その代わり費用は三味線教室よりも低めでレベルアップによって月謝が変わるということもないことが特徴となります。

カルチャースクールにも最近は三味線の講座が多くなり人気のようです。
講座の時に三味線を貸し出ししてくれるので、ちょっと体験してみたいという人にもお勧めできます。

このほかに独学で学ぶということも多いのが三味線の特徴です。
ただし間違って覚えてしまうこともありますし、癖がついて抜けないということもあるので本格的にやりたいという人は、教室で学ぶ方がいいでしょう。


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